需給のミスマッチ
求職数に見合う数の求人数があるにも関わらず、条件があわないため雇用が創出されないことをミスマッチといいます。
産業の構造転換が進んでいる際によく見られます。
バブル崩壊後の不況期は、有効求人倍率(求人数/求職者数)が恒常的に1を下回っていました(需要超過)が、IT化によって必要とされる各種技術者については、求人数が求職者数を上回る供給超過の状態が続いていました。
一方、一般事務職などは、有効求人倍率が持ち直しても求職者数が求人数を上回る需要超過状態が続いています。
ミスマッチを防ぐためには、適切な職業教育や、初心者を雇用することになる企業への補助などが必要と言われています。